自己紹介

 京都市による京都会館再整備基本計画、この地区の高さ規制緩和の内容およびプロセスに疑問を持った有志による任意団体。

京都会館再整備基本計画に関して
 京都会館は、京都市左京区岡崎にある音楽ホールと会議室を含む建築物で、京都市の所有。現在の建築は日本でも有数もモダニズム建築家、前川國男(1905-1986)の設計によるもの。日本建築学会賞等を受賞し、日本建築史にとって重要な存在である。
 再整備計画は、2011年5月に計画案が発表され、6月に計画として発表された。市民に対しては2月に計画概要の発表と市民意見の募集が行われ、その後の発表で市民意見募集の段階では明らかにされなかった高さ規制緩和を要する大幅な改築案や第1ホール新築案が発表された。さらに今年度末で現行の京都会館の利用を停止して解体に入る早急なスケジュールが提示されている。

 京都市によるこの計画の広報ページ  http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000101078.html

 我々は、現在のような強引で早急なプロセスによってこの計画が遂行されてしまうことに危惧を感じ、京都の芸術文化育成、京都市及び岡崎地区の歴史、周辺との調和等を考えて、じっくり時間をかけて市民の合意をとりながら計画を再考すべきであるとの視点から、京都会館の再整備が真の意味で市民の望むものになるように広く一般に問う活動を行っている。